福岡県の高齢化は年々深刻化しています。2015年の高齢者(65歳以上)の人口は全人口の25.9％でしたが、2040年には33.7％と、7.8ポイント増加する見込みです。また、高齢者あたりの生産年齢人口(15歳～64歳)は減少傾向にあり、2015年には2.3人で高齢者1人を支えていましたが、2040年には1.6人で高齢者1人を支えることになると予測されています。

高齢化が進む福岡県では、世帯主が65歳以上となる「高齢世帯」の増加も問題になっています。全世帯に対する高齢世帯の割合は、2040年には42.7%になり、そのうち7割が一人暮らしまたは夫婦のみの世帯となることが見込まれています。高齢者が住み慣れた地域で安心して日常生活を続けるために、高齢者の生活を支える医療、介護、福祉サービスと連携した住宅の確保がますます重要となっていきます。

そこで福岡県では、高齢者の居住の安定確保のために「サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）」の整備を行う方針を示しました。サ高住は、従来の高齢者円滑入居賃貸住宅などを、バリアフリーやケアサービスの観点で再編した住宅です。福岡県は、サ高住に高齢者が円滑に入居できるよう、居住支援協議会による情報提供の充実や緊急時対応に対する家主の不安解消など、さまざまな活動をを行っています。

高齢者の方々がより生き生きと自分らしい日常生活を送るため、今後も福岡県のサ高住に注目が集まると考えられます。サ高住ドットジェイピーは、サ高住を必要とする方に迅速に情報をお届けできるよう、さらなる情報の充実化に努めてまいります。

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