全国の総人口に占める高齢者の割合は年々増加傾向にありますが、とりわけ佐賀県では、高齢者の割合が人口の30.2％と、全国平均の28.9％を上回っていることから、高齢化が進んでいると言えます。

今後更に高齢化が進展することが見込まれている中で、佐賀県は「地域包括ケアシステムの深化・推進」を基本目標とし、高齢者の社会参加の推進、自立支援・介護予防の推進、介護サービス・住まいの充実といった様々な取り組み行っています。そして更に2021年度から2023年度の第8期計画において、前期までの取り組みを更に推進させていくと共に、介護保険法改正を踏まえ、「地域共生社会の実現に向けた地域包括ケアシステムの推進」を基本目標とし、医療・介護人材の確保に特に力を入れた取り組みを推進すると発表しています。目標では人材の確保だけでなく、高齢者向け住宅の整備や確保にも力を入れていく予定ですが、2022年時点で、佐賀県内のサービス付き高齢者向け住宅は、目標戸数の800戸を下回る571戸の整備に留まっています。今後更に高齢者の増加が見込まれる中、市町が行う介護・福祉施策やまちづくりと連携しながら、地域の需要に応じたサービス付き高齢者向け住宅を増加させていくことが目下の課題と言えます。

サービス付き高齢者向け住宅の供給数が伸び悩む一方で、介護老人福祉施設や介護老人保健施設といった施設の新設・増設は、第8期計画中は原則行わない方針です。佐賀県国民健康保険団体連合会や市町(保険者)と連携しながら、利用者の尊厳の保持・サービスの質の確保と向上を目的に指導や、必要に応じて改善勧告を行い、事業所運営の適正化が行われるとの事です。むやみに数を増やすのではなく、まずは事業者に対しての対策を行うという、佐賀県の、サービス付き高齢者向け住宅利用者の事を第一に考えた対応ではないでしょうか。今後の佐賀県の高齢者向け住宅の施設数・サービスの質に期待です。

サ高住ドットジェイピーは、高齢者が安心して暮らせる施策を豊富に取り揃えている佐賀県のサービス付き高齢者向け住宅の情報を、皆様にわかりやすくお伝えできるよう努めてまいります。

佐賀県のサ高住(サービス付き高齢者向け住宅)を探す